

山口晋似郎/「郊外」 cherry-004
2008/10/25発売
定価:¥2,100(税込価格)
シンプルで深い音の響き、内向的で閉鎖的な叙情世界のミニマルアンビエント。
ポルトガルのレーベルgrain of soundの姉妹レーベルristrettoより2004年ソロアルバム“”Niju””をリリース、また自身と浦裕幸との
レーベル"TWOLINES"からも意欲的に作品を発表し、国内外からも高い評価を得ている山口晋似郎の国内初ソロアルバム。
オーディオ・ミキサーのフィードバックを用いて演奏された本作品では、
作者本人曰く、自身の身の周りの環境を描くこと、つまり楽器を用いて身辺の風景のデッサンをするということを試みている。
一見シンプルながらも、深遠な音の「点と線」が流れるように紡ぎだされ、独特な個性を放つ魅惑的作品。

山口晋似郎
1983年12月30日生まれ。楽器と非楽器の演奏、作曲をする。手法にはこだわらず、
流れる時間に点を置いたり線を引いたりする「間隔」を大切にしている。
過去にはASAMO名義でいくつかの電子音楽作品を発表。
ソロ以外では川口貴大とのバンド“Hello”や浦裕幸とのグループ“HUVA”、
タブラとエレクトロニクスのトリオ“Tebla”等で活動をする。
comment:
まず最初に、それはゆっくりとフェードインする音とフェードアウトしてゆく音像のパターンで作られている。乱暴に言うと。
そして、それは私たちの生活の中に緩やかにとけ込むようなものではなく、誰もいない穏やかな「郊外」で、人知れず爆音で響いているかのようなものでとても空虚だ。
パーソナルな思い出やノーマルな郷愁を動力に作られた薄い音楽には持ち得ない、ぽっかりと深い空虚さの中に鳴り響く必然性や作者の圧倒的な優しさをこの音楽に感じた。
----- 川口貴大
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